免疫力アップ
私たちの身体には、全身に免疫システムが張り巡らされており、身体中の細胞がうまく機能することで健康を維持しています。
外部の邪気に負けないように自分の中の元気を強くして、全身機能の調整をアップしましょう。
自然界には六つの気(風・寒・暑・湿・燥・熱)がありますが、これらが過剰になると身体にとって負担になり六淫という病気の原因となります。
この六淫から身体を守るために、人間の体内にある気が六淫の侵入を防御してくれます。中でも「衛気(えき)」という「肺」の気は身体の外側にあり、外気から守ってくれます。
また「腎」の気は「元気」や「真気」といわれ、生命力の源で生きていくために必要不可欠なものです。
<肺の気を補う食材>
もち米・白ごま・牛乳・百合根・白きくらげなど
<腎の気を補う食材>
黒ごま・昆布・しじみ・豚肉・れんこん・パイナップルなど
<肺と腎の気を補う食材>
栗・ぎんなん・にら・山芋・干しぶどう・ナマコなど
外邪に負けないよう「腎」の気を増やして抵抗力をつけると同時に「肺」の気を強くして身体を外邪から守りましょう。
栗入りおこわ
肺の気を補い胃腸も整える「もち米」と、腎の気を補い腰・膝の衰えや頻尿の改善を促す「栗」を使います。
材料(4人分)
もち米・・・2カップ
鶏もも肉・・・80g
干ししいたけ・・・2枚
たけのこ(水煮)・・・30g
長ねぎ・・・6cm
甘栗(むいておく)・・・12個
A しょうゆ・・・大さじ2
酒・・・小さじ2
砂糖 ・・・小さじ2
ごま油・・・小さじ1
塩・・・少々
作り方
①もち米は洗って1時間以上水にひたした後、ザルに上げる。干ししいたけは水でもどす。
②鶏肉、しいたけ、たけのこはさいの目に切り、長ねぎは小口切りにする。
③炊飯器にもち米、②、Aを入れ、2合の目盛りまで水を加え炊く。
④炊き上がったら、甘栗を加え軽く混ぜ 10分蒸らす。
根菜カレー
肺を潤し腎の気を補う「れんこん」を使います。
材料(4人分)
れんこん・・・ 小2節
ごぼう・・・1本
にんじん・・・1本
甘栗・・・10個
ツナ缶・・・小2缶(140g)
にんにく(すりおろし)・・・ 小さじ2
固形スープの素・・・2個
湯・・・600 cc
サラダ油・カレー粉・しょうゆ・ケチャップ・・・各大さじ2
塩、こしょう・・・少々
作り方
①野菜は一口大に切り、固形スープの素は湯にとかす。
②鍋に油をしいて、①の野菜、にんにくの順に炒め、カレー粉を混ぜる。
スープ、しょうゆ、ケチャップを加え、塩、こしょうをする。
③ツナを入れ、弱火で15分煮てから甘栗を混ぜ合わせる。
れんこんと黒きくらげのごま酢あえ
材料(4人分)
れんこん・・・ 160g
黒きくらげ・・・4g
白ごま・・・大さじ2
B 砂糖・・・ 大さじ4
酢・・・小さじ4
しょうゆ・・・小さじ2
塩・・・小さじ1
作り方
①れんこんは薄切りにしてさっとゆでる。黒きくらげは戻して石づきを取りさっとゆでて一口大に切る。
②白ごまは軽くいってすり鉢で粗くすりBを入れ混ぜ、①を入れてあえる。
黒豆入り炊き込みごはん
材料(4人分)
米・・・2合
だし汁・・・2と1/2カップ
黒豆・・・1/4カップ
れんこん・・・80g
ぎんなん・・・8個(缶詰)塩
黒きくらげ・・・4g
C 酒・・・大さじ1
しょうゆ・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/2
作り方
①黒豆は洗って2時間以上水にひたす。米はといでザルに上げ水に30分ひたす。
②黒きくらげは水に20分ほどつけてもどし千切りにする。れんこんは皮をむきいちょう切りにし、ぎんなんは水気を切る。
③炊飯器に水を切った米、②、だし汁、Cを入れて混ぜ、水を切った黒豆を入れて炊く。