入院
入院までの流れ
急性期治療が終了した患者様が、体力の回復、環境設定を整えて安心して自宅へ帰られるまでの入院医療を提供いたします。
在宅療養中、急な発熱などで入院医療が必要なった患者様に医療を提供いたします。
在宅療養されている患者様にはそのご家族を支援するための、レスパイト入院「在宅医療を支えるための入院」の受け入れを行っています。
また、癌に対して緩和的治療も行っております。
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01
ご相談
- 病院・施設に入院・入所されている方
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- 現在入院・入所されている病院・施設の相談員にご相談ください。
- 相談員がいない場合は、当院の地域連携室までご連絡ください。
- 在宅で生活されている方
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- ご利用者様の担当ケアマネージャーにご相談ください。
- 担当ケアマネージャーがいない場合は、当院の地域連携室までご連絡ください。
※先生(主治医やかかりつけ医師がいる方)のお手紙(診療情報提供書)が必要になります。患者様の身体の状態・病状が当院で対応が可能かどうかを判断します。
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02
ご説明
ご家族の面談・病院の説明等をさせていただきます。
当院で対応が可能な場合、相談員やケアマネージャーさんに連絡いたします。- ※ 相談員等を通さずに直接相談の場合は、ご家族様に連絡いたします。
- ※ 入院予定日については、ご家族様の都合をお聞きして調整いたします。
入院時の手続き
- 入院受付時間
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原則として、月曜日~金曜日の午前でお願いいたします。ご家族様の都合等も相談に応じます。
※ 救急入院はその限りではありません。
入院の際に必要なもの
- 必要な書類等
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- 保険証
- その他医療受給者証・身体障碍者手帳
- 限度額認定証または標準負担額減額認定証
- 紹介状
- 印鑑
- お薬
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- 現在服用中の薬
- お薬手帳
- 入院生活品
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- 下着類(可能であれば前開きで、着替えもご用意ください)
- 寝間着(可能であれば前開き)
- 上衣類(カーディガンなど)
- 洗面用具(歯ブラシ・歯磨剤・コップ・ひげそり・ヘアブラシなど)
- リハビリ用シューズ(スリッパは転倒の危険性がありますので滑りにくく静かなもの)
- 居室にて
水分補絡時お使いになるもの(割れる危険性のあるものはお控えください) - タオル、バスタオル(複数枚ご用意ください)
- ティッシュペーパー、
オシリ拭き - はし・スプーン・プラスチックコップ
- 洗体タオル(入浴用・洗い用)
- イヤホン(テレビの使用時に必要です)
- ※ 石鹸・シャンプー・リンスは備え付けの物がございます。
- ※ 尿取パット・オムツ・紙パンツ・インナーシートは病院でご用意いたします。寝具は病院でご用意させていただきますので、持ち込む必要はございません。病衣、タオル、バスタオルは貸出もあります。
- ※ 持ち物には全て名前の記入をお願いいたします。
入院中のお願い
基準看護となっておりますので、原則付き添いの必要はありません。
症状に応じて病室を変わっていただく場合がありますので、ご了承ください。
貴重品や多額の現金を持ち込まないようご注意お願いします。
安全管理上、カッター・ナイフ等の刃物類、およびマッチ・ライター等の火気類の持ち込みはご遠慮ください。
お菓子をはじめとする差し入れは、患者様の病状や体調により主治医の許可が必要です。差し入れをご希望の際は、事前に当院にご相談ください。
- ※異食予防として、乾燥剤を抜かせていただく場合があります。
- ※患者様専用の冷蔵庫がございますので、つめたいもののお預かりも可能です。
病棟のご案内
病室について
病室は3人部屋・4人部屋。特別療養環境室があります。
特別療養環境室に関しては、別途費用が発生します。
1日:3,000円(1部屋)
1日:5,000円(2部屋)
- ※ 2部屋にはユニットバス・トイレがあります。
- ※ 患者様の病状または、他の患者様の病状の変化により、病室の移動をお願いする場合があります。
設備について
各別途に収納を兼ねた台がついています。
- テレビ
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希望者に貸し出します。
テレビの貸し出しは無料ですが、視聴するためにカードの購入が必要になります。また、イヤホンでの視聴になります。 - 病衣
- 外部委託で貸し出しができます。
1日 85円 - タオル類
- 外部委託で貸し出しができます。バスタオルとフェイスタオルの貸し出しです。
1日 155円 - 洗濯
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外部委託を利用することができます。
月額 7,150円ですが、入院期間によって日割り計算となる場合があります。
各病棟に洗濯機が設置し、使用は無料ですが、洗濯洗剤等は各自でご用意ください。
また、乾燥機も3階病棟に設置しており、使用は無料です。※ 洗濯機・乾燥機の使用は日中のみとさせていただいております。
- 電話
- 1階外来と3階病棟にある公衆電話をご利用ください。携帯電話については、談話室でのご利用のみお願いします。
各病室での使用はご遠慮ください。
緩和ケア
緩和ケアでは、がんと向き合う患者様に寄り添い、自分らしい毎日の実現に必要なお手伝いをします。
がんの闘病生活において、現状や心身の健康、人間関係などのあらゆる場面に「つらさ」が現れる瞬間があります。「つらさ」は決して我慢する必要がなく、緩和ケアを通じて穏やかに過ごせるように当院がサポートしてまいります。
当院の緩和ケアの特徴
病院で緩和ケアを受けるメリット
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心身に感じる「つらさ」をコントロールし、自分らしく生きていけるように一人ひとりに寄り添います。
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お薬の効果を確認し、患者様の現状に配慮したきめ細やかな処方を大切にしています。
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予測できる「つらさ」にあらかじめ対処し、苦痛をできるだけ取り除きます。
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予後を見据えた輸血や処置(胸水・腹水を抜く)の迅速な提供が可能です。
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レスパイト入院も受け入れており、心身の健康をサポートいたします。
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個別のリハビリテーションを提供し、身体機能の回復・維持・向上をめざします。
当院の緩和ケアの取り組み
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タイミングを逃さない退院支援を
ご本人がどうしたいかを最優先に考えて、タイミングを逃さず、「家に帰りたい」の思いをサポートします。病棟スタッフと入退院支援看護師が在宅サービスと連携し、ご自宅への移行と生活をスムーズに行えるようサポートします。
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身体の状態に合わせた個別リハビリ
病棟には担当セラピストがいます。身体の状態に合わせた進み方でリハビリを行ったり、身体の状態を整えたりします。
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気分転換できる楽しい集団リハビリ
お部屋に閉じこもっている閉塞感や孤独感を解消していただきたいと、ゲームのレクリエーションを行っています。
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音楽療法
院内でピアノやバイオリンの演奏を聴いていただくイベントを不定期に開催しています。音楽を楽しみながら、癒されるひとときをお過ごしください。
対象となる方
がんで療養中の患者様が対象です。
対象となる症状
- 疼痛
- 身体がだるい
- 息苦しい
- 吐き気
- 食欲不振 等