体質・タイプ別に症状を改善しましょう
A ストレスを溜めこみやすい人
(ストレスにより気の巡りが悪くなり抵抗力が下がってしまう)
気の巡りを良くする食材
春菊・みょうが・セロリ・グレープフルーツ、みかん(柑橘類)など
春菊とみょうがのナムル
みょうがや三つ葉と組み合わせることでストレスを落ちつかせる効果をアップさせる「春菊」を使います。
材料(4人分)
春菊・・・ 8本
みょうが・・・4個
三つ葉・・・4束
もみのり・・・・少々
A ごま油・・・小さじ4
白ごま・・・小さじ2
塩・こしょう・・・各少々
作り方
①春菊と三つ葉は3cm幅に切り、みょうがは薄切りにする。 ボールにAを混ぜ合わせておく。
②春菊と三つ葉は、冷水にさらしてシャキッとさせ水気をよく切り、ボールに入れ和える。
③ みょうがを加え軽く混ぜ、器に盛り、のりを散らす。
B 胃腸・消化器機能が悪い人
(消化吸収機能が弱ると老廃物が溜まりがちになってしまう)
消化吸収機能を高める食材
山芋・人参・キャベツ・れんこん・アスパラガス・りんご など
山いも粥
材料(4人分)
山いも・・・100g
塩・・・適宜
ザーサイ・・・50g、酒・ごま油少々(味付けがなければプラス)
B 米・・・1/2カップ
鶏ガラスープ・・・6カップ
鶏むね肉・・・50g
干ししいたけ・・・2枚
作り方
①米は洗って水を切っておく。干ししいたけは水で戻し、石づきを取り薄切りにする。山いもは皮をむき、1cm厚さのいちょう切りにする。
②鍋にBを入れて火にかける。煮たったら中火にして時々混ぜながら20~30分煮る。
③鶏肉を取り出し、山いもを加え、弱火で20分煮て、塩で味をととのえる。
④鶏肉を細かく裂き、③を器に盛りつけたところにのせ、薄切りしたザーサイを添える。
C 疲れやすい、風邪をひきやすい人
(気力が弱っていると疲れやすく、風邪をひきやすくなってしまう)
気を補う食材
豚肉・鶏肉・鮭・穀物 ドライフルーツ しめじ
鮭のちゃんちゃん焼き
防衛力と生命力をつけ、陰液と血も補うので虚弱な人によい「鮭」を使います。
材料(4人分)
鮭・・・4切れ
キャベツ・・・葉4枚
もやし・・・1袋
人参・・・40g
マイタケ・・・1パック
オリーブ油・・・大さじ2
味噌だれ(味噌、みりん、酒 各大さじ2)
作り方
①キャベツ・人参・マイタケは細切りにする。
②フライパンにオリーブ油を熱し、野菜を入れ、その上に鮭をのせ、上から味噌だれをかけてフタをし、鮭に火が通るまで中火で蒸す。
D 冷え症 低体温の人
(身体の陽気が不足すると、芯から冷えて内臓の機能が低下)
腎の気を増やす食材
ニラ・しょうが・にんにく・ネギ・羊肉・えびなど
えびのしょうが蒸し
足腰の冷え・食欲不振・体力回復に効果のある「えび」を使います。
材料(4人分)
車えび・・・大12尾
ピーマン(緑・赤)・・・各1個
にら・・・1束(60g)
しょうが(みじん切り)・・・大さじ1
万能ねぎ(小口切り)・・・1本
D 酒・・・大さじ2
塩・・・小さじ1/2
こしょう・・・少々
作り方
①えびはしっぽはつけたまま、頭と足を落とし、殻つきのまま背に包丁を深く入れて開く。背わたを取り、身を包丁の背で軽くたたき、斜め格子に切り目を入れDをからめる。
②ピーマンは5mm角、にらは5mm幅に切る。
③皿に①を並べ、しょうが②を散らす。蒸気の立った蒸し器に入れ、4~5分蒸し、仕上げに万能ねぎをふる。
E 暴飲暴食 肥満ぎみの人
(消化吸収機能がダメージを受けると老廃物が溜まりがち)
体内に溜まった老廃物を排出する食材
大根・もやし・冬瓜・昆布・小豆・とうもろこし など
大根とアスパラガスのスープ
消化を促進し、胃もたれ・嘔吐・お腹の張り・便通にもよい「大根」を使います。
材料(4人分)
大根・・・2cm幅の輪切り
アスパラガス・・・4本
インゲン・・・4本
しいたけ・・・4枚
玉ねぎ(中)・・・1個
にんにく・・・2かけ
ベーコン・・・40g
トマト・・・2個
塩・・・適量
作り方
① アスパラガス・インゲンは1cmの長さに、大根・しいたけ・玉ねぎ・トマト・ベーコンは1cm角に切る。にんにくは薄切りに。
②土鍋に800ccの水を入れて、沸騰したら全ての材料を入れ、再沸騰したら弱火にして15分ほど煮って塩でととのえる。